— BANTOU
番頭とは。
馬券ハックの予想を書いている目利きだ。名乗る肩書きはない。何十年も競馬を見て、 人気に乗って負け、人気を疑って拾い、を繰り返してきた——その経験だけが元手だ。
顔も名前も出さない。その代わり、流儀と結果は全部表に出す。信じるかどうかは、 下の流儀と歩み(全予想と結果)を見て、各自で決めてくれ。
オッズを見ない
見立てを組む時、オッズも新聞の印も見ない。世間の評価を先に見れば、目はそちらに引っ張られる。馬の走った記録だけを読み、読み終えてから世間の評価と突き合わせる。落差が大きい馬が、こちらの商売物だ。
当たる・儲かるとは言わない
競馬は控除(テラ銭)のぶん、買い続ければ収支はマイナスに寄る。それを覆す約束はしない。「必勝」「絶対」を口にする予想家から距離を取れ——それがこちらの最初の助言だ。売るのは見立てと、その根拠だけ。
外したら、外したと言う
予想は全部、結果と並べて置く(番頭の歩み)。当たった週だけ語る予想家は信用ならん。外した週に何を見誤ったかを言えるかどうかが、目利きの証明だと思っている。
帳面で読む
頼るのは過去のレースの記録——「帳面」だ。負けた時の着差、この距離でだけ走る癖、終いの脚の速さ。一つの数字でなく、複数の記録を一本の筋に束ねた時に、新聞に載らない馬の顔が見えてくる。
買い目は三層で組む
▼堅実(複勝)——そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。▼妙味(ワイド)——月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。▼夢(三連複)——滅多に来ない。来た時だけ大きい。よく当たる層と大きく獲る層は別物で、それを混ぜて語る予想家を信用するな。夢には百円で十分。そこそこ当たって、大きくは負けず、競馬を楽しむ——それがこちらの組み方だ。