— 番頭の予想
1.8倍の断然人気は最初から置いておく。グレイストームの近走を数えると、直前が9着の大敗から巻き返しに人気が集中しているように見える。3着内率は4割。前売りで単勝1.8倍を張る馬の数字としては頼りない。こちらの物差しでは6番手評価だ。1.8倍のリスクを引き受ける気にはなれない。
本命はフェルサイト。近走は2・1・6・2・2着、3着内率8割だ。6着が一度あるが、それ以外はほぼ上位に絡んでいる。人気2位の3.1倍、相場通りの評価になるが、強いものは強いと言うしかない。こちらの帳面でも最上位に置いている馬だ。
対抗はヴィアトル。近走3・2・3・2・5着、こちらも3着内率8割。崩れる気配が薄い。牝馬4歳、前売り3番人気8倍。フェルサイトと並んでこの二頭が軸になる。
面白いと見るのはサザンフィールドだ。人気6位、前売り16倍。近走に1・6・8・7・1着と並ぶ——激走と大敗を交互に繰り返しているのが一目でわかる。だから嫌われた。しかし5走の中で1着が2度ある。力で負けているのではなく、走る日と走らない日がはっきりしている馬だ。こちらの物差しでは4番手評価で、市場との差が2つある。ムラ駒の激走日を掴むのは運に近い。だが16倍はそのリスクへの見返りになり得る。
展開はフェルサイトかヴィアトルが主導権を握ると読む。サザンフィールドがどこから差してくるか——それが今夜の焦点だ。
▼堅実
フェルサイト複勝・ヴィアトル複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
フェルサイト×サザンフィールド ワイド
ヴィアトル×サザンフィールド ワイド(2点)
月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢
フェルサイト×ヴィアトル×サザンフィールド 三連複(1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかどうかは各自で決めろ。