— 番頭の予想
その馬はユミッチラブ、馬番10、10番人気、単勝29.9倍だ。
近走着順は6、3、2、9、4。世間が見切っているのは9着の大敗だろう。だが番号を丁寧に追え。その9着を挟んで前後に3着と2着がある。力負けで沈んだのではなく、何かの拍子で一度崩れ、また浮上してきた馬の顔をしている。近走3着内率は0.4。これは人気上位のジョウショーブリエやソックスと同じ数字だ。帳面の上でこちらがこの馬を3番手に置く理由がそこにある。こちらの読みでは3番手、前売りでは10番人気。その落差こそ今日のこちらの着眼点だ。
ヴィビームについて一言だけ言う。1番人気単勝3.4倍だが、近走3着内率ゼロ。大敗が2つ混じっている。前売りでこれほど支持を集めながら、帳面に成果が残っていない。払う値段と中身が釣り合っているか、各自で考えろ。こちらは信用していない。
もう一頭だけ触れておく。シデンイッセン、馬番4、7番人気16.6倍。近走着順に2着が2本ある。3着内率0.4。こちらの読みでは市場より3つ上。地味だが成績の中に芯がある。ユミッチラブの相手として頭に入れておいて損はない。
800mのダートスプリント、高知競馬の最短距離だ。序盤から流れが速くなる。末脚より先行力がものを言う一瞬の戦いになる。ソックスが近走で勝ち星を持っている点は大きい。そこにユミッチラブが割り込めるかどうかだ。
■買い目
▼堅実 — ソックス複勝・ジョウショーブリエ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ソックス×ユミッチラブ ワイド・ジョウショーブリエ×ユミッチラブ ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も出る。
▼夢 — ソックス・ジョウショーブリエ・ユミッチラブ 三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。余分に突っ込むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があるということだけだ。乗るかは各自で決めろ。