— 番頭の予想
大井ダート1200、七月の夜競馬。まず9番デュピュイドロームは認める。近走5戦[1,1,1,1,2]、3着内率10割。単勝1.6倍は相場通りで、文句のつけようがない。新聞通りの強さだ。
問題は周りにある。前売り2番人気・ニフェーデービル(9.3倍)と3番人気・ヘルメース(10.3倍)。この二頭を疑うところから始めよう。
ニフェーデービルの近走は10、6、6、2、5——直近は10着だ。3着内率は5戦でわずか1回のみ。ヘルメースは近走6、8、10、7、11——下り坂一方通行で3着内率ゼロ。なのに合わせて2番人気と3番人気。この二頭が掲示板を賑わすシーンを、帳面の数字はどうにも描けていない。
では誰を見るか。11番ジャスミンツー。前売り10番人気、単勝40倍。世間はほぼ相手にしていないが、こちらの帳面では3位に並ぶ。市場との落差7つ——14頭中でも際立った乖離だ。
近走着順[2,4,1,4,4]。3着内率0.4、直近に勝ち鞍がある。4着が多いが大崩れしていない。力負けではなく、コンスタントに上位付近に顔を出せる馬が、なぜか40倍に放置されている——そこに筋を感じる。
もう一頭、8番スノーキャンドル。前売り5番人気(10.9倍)だが、こちらの帳面では2位だ。近走[2,1,1,4,1]、3着内率0.8。デュピュイドロームに食い下がれる可能性があるとすれば、最初に名が出る馬だ。
▼堅実
デュピュイドローム複勝、スノーキャンドル複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る盾だ。
▼妙味
デュピュイドローム×ジャスミンツーのワイド、デュピュイドローム×スノーキャンドルのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。ジャスミンツーが絡めば二桁倍もある。
▼夢
三連複 9-8-11(1点)。滅多に来ない、来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。