— 番頭の予想
まず本命筋を整理しておく。アシャンテガールとネバーセイグッバイ、この2頭は新聞でも分かる。アシャンテガールは近走5走で4回3着内、直近3走は1着2着1着と続く。ネバーセイグッバイも3着内率0.8で、直近3走を1着で並べた。強さは額面通りだ。番頭がわざわざ掘り返す類の馬ではない。
1番人気ポムについて言っておく。3.5倍は過剰だと思っている。近走を数えると7着、9着が混じる。1着も2回あるから分かりにくいが、崩れるときの理由がこちらには見えない。こちらの物差しでは6番手評価で、市場との落差は5つある。なぜ世間がここまで信頼するのかが読めない馬を、最低倍率で正面から買うのは番頭の趣味ではない。
今回こちらが最も注目しているのはゴートゥーミジョカ、牝4だ。前売り5番人気、単勝10.6倍。だが近走着順を並べると1着、1着、2着、2着、2着——5走全て3着内で、3着内率は1.0だ。最近2走は連勝。この安定感は出走メンバーの中でも別格なのに、市場は5番人気に置く。こちらの物差しでは1番手評価で、市場との落差は4つある。力が足りないのではなく、何らかの理由で見落とされている可能性がある。近走全て掲示板内の馬が10倍台で買えるというのは、市場が見落とすときにしか起きない光景だ。
もう1頭、メイショウソニックも頭に入れておく。7番人気14.1倍だが3着内率0.6、直近で1着も2回ある。こちらの評価は4番手で、市場より3つ上に見ている。
▼堅実——7番アシャンテガール複勝、10番ネバーセイグッバイ複勝。2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味——7番アシャンテガール×2番ゴートゥーミジョカのワイド、10番ネバーセイグッバイ×2番ゴートゥーミジョカのワイド。2点。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍の世界もある。
▼夢——2番ゴートゥーミジョカ-7番アシャンテガール-10番ネバーセイグッバイの三連複。1点。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。金を積むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の数字の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。