— 番頭の予想
本命から片付ける。バルセシート(4番)は認める。同距離複勝率6割、速指数も帳面上位。後方一手の馬で前走10着は気になるが、この距離でここまで数字が揃っている馬を無視する理由がない。本命は本命と言う。それが番頭の仕事だ。
穴の本題に入る。オーライカモン(3番)、前売り8番人気20倍台だ。世間は見ていない。だがこちらの帳面で手が止まったのはこの馬だ。
理由を束ねる。まずこの馬は逃げ馬だ。過去の前半位置が平均1.8番手、4割のレースで先頭に近い形で走っている。今日のマイル戦、展開を握るのはこの馬だ。そして着差を見ろ。負けた時の平均が0.38馬身。フィールドで飛び抜けて小さい。力負けじゃない、際どいところで毎回競り負けているだけだ。誰も気にしなくなった、だから20倍台で売られている。1600mの複勝率25%も悪くない。ただし良馬場での成績が薄い点は正直に割り引いて読んでくれ。前走の馬体重大幅減も念頭に置いておけ。
もう一頭の穴がオーバースタンド(9番)、5番人気13倍台。12走で複勝率40%、人気を上回って走る傾向が帳面に出ている。今日の鞍上とは過去3走1複勝の縁がある。後方差しでバルセシートと末脚を使う位置が似通っており、展開次第で面白いセットになる。
対抗はテイエムスティール(12番)、2番人気8倍台。速指数ベストはフィールド最高水準、4走2複勝は見映えがいい。騎手のこの距離成績が振るわない点が引っかかるが、複勝を押さえるには十分だ。
▼堅実 バルセシート複勝・テイエムスティール複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 バルセシート×オーライカモンのワイド、バルセシート×オーバースタンドのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 三連複3-4-9(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に一本筋が通っている馬がいることだけだ。乗るかは各自で決めろ。