— 番頭の予想
本命は9番ビクトリーブリッジで揺らがない。直近5走で4勝、3着内率10割。新聞と同じ結論だ。一番人気で当然の馬。深追いして語ることは何もない。
対抗は12番ニシノベニトアイト。市場3番人気でこちらの評価も3位。直近で勝ち星もある。この2頭を軸に据えるのは自然だ。
さて、穴の話をしよう。
10番デビルシズカチャン、7番人気オッズ12.7倍。こちらの帳面では評価2位に置いている。世間との落差は5番分だ。近走の着順を並べると4着・3着・4着・5着。3着内率は2割5分で平凡に映るかもしれない。だが違う読み方をしろ。毎走掲示板上位に張り付きながら、際どいところで3着を逃し続けている。力負けで大きく沈んでいるわけじゃない、惜しいところで刈られ続けているだけだ。この手の馬がある日たったひとつ噛み合って3着以内に滑り込む——そういう瞬間を何度見てきたか。オッズ12.7倍の間に拾えるなら拾いたい。
もう一頭、3番エイシンビアビア、9番人気オッズ28.6倍。こちらの評価は5位、世間との落差は4番分ある。3歳牝馬で、直近4走の着順が12着→1着→4着→2着。前々走の12着大崩れで世間から見切られているが、その後に1着と2着を取り返している。波のある馬だ。だが3着内率5割というのは若い牝馬としては軽く見すぎだと思う。C1でまだ試されている段階の3歳馬に、28.6倍は重すぎるオッズだ。
逆に警戒したいのが7番シャナオウ。2番人気4.4倍。だがこちらの評価は9位で、世間との落差は7番分ある。直近5走の着順は8着・5着・10着・6着・6着、一度として3着以内に顔を出していない。それで2番人気とは。世間に何か見えているのかもしれないが、帳面の数字だけ追えばこちらは乗れない。
▼堅実
9ビクトリーブリッジ複勝・12ニシノベニトアイト複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
9×10ワイド・9×3ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢
9-10-12の三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。