— 番頭の予想
まず本命候補を明かす。10番、ラーマ(牡3)だ。
前売り5番人気、単勝11.3倍。世間の評価は「中位」だが、こちらの物差しではこの馬が1番手だ。近5走の着順が4・3・1・3・2——5走のうち4走で3着以内に来ている。3着内率0.8は今日の11頭の中で断然だ。しかも3歳馬。B3クラスとはいえ古馬と混走してこの安定感は、帳面を開かない人間には見えていない。「若い馬は信用できない」と言いたいなら止めはしないが、近走を素直に並べると、この馬が一番筋の通った存在だ。3歳・古馬混走・高い3着内率・それで11倍——この4つが揃えば語る価値がある。
1番人気のマルセルテソーロ(牡4、単勝2.8倍)は素直に乗れない。近5走が5・4・9・2・10——2着があると思えば9着10着も来る。3着内率は0.2だ。前売り2.8倍はこちらの帳面とは合わない評価だ。馬を否定するわけではないが、信頼の置き方に一工夫欲しい場面だ。
穴はここだ。3番、キングオブカズ(牡8、単勝37.6倍)。10番人気、8歳馬、誰も見ていない。だが近5走の直近2走が2着・2着だ。その前は5・8・5と大した着順ではないが、このところ静かに連続して上位に顔を出している。3着内率は0.4——数字だけなら悪くない。「歳だから切る」という思い込みと「直近の走り」の間に隙間がある。それがこちらの角度だ。
ジーティーカイソク(牡4、2番人気)は市場もこちらも同評価だ。素直に強い。新聞で分かる話だから深追いはしない。
▼堅実 — ラーマ複勝・ジーティーカイソク複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ラーマ×キングオブカズのワイド、ジーティーカイソク×キングオブカズのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。キングオブカズが絡めば二桁倍もある。
▼夢 — ラーマ-ジーティーカイソク-キングオブカズの三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋が通っていること——それだけだ。乗るかは各自で決めろ。