— 番頭の予想
九番プレシャスアセット、四人気一八倍。無料版で伏せた馬の正体はこれだ。直近五走が六、八、十、十、六——三着内ゼロ、着順は下降線だ。それで四番人気。市場が名前か騎手か、何かに乗せられているとしか読めない。こちらの帳面では最下位評価だ。この馬を軸に据えるのはやめた方がいい。
では誰を見るか。
二番クイーンカード、五人気一九・四倍。こちらの読みでは三番手、市場との開きが二つある。近走を数えると一着が二度ある。その間に九着、七着と沈む波はある。だが「走れる実力がある」と「毎回走る」は別の話だ。走る時に頂点を取れる脚が五番人気一九倍とは、世間の目は荒れた着順の表面だけを見ている。
十一番ウィンターサン、七人気二五・二倍。こちらの読みは四番手、市場との開きは三つ。近走にやはり一着が二度ある。四歳牝馬、まだ若い。クイーンカードと同じ構図——波の荒さだけ見た市場が七番人気に落としているが、帳面には「走れる」という証拠が刻まれている。
この二頭を束ねるとこう見える。近走に一着実績を持つ二頭が市場で低評価に甘んじる一方、近走三着内ゼロのプレシャスアセットが四番人気を占めている。不良の重い馬場はごまかしが利かない。実力が出やすい条件だからこそ、この市場のズレが面白い。
メイショウマヒロは強い。疑わない。ケープライトも三着内六割の安定株だ。この二頭を軸に穴二頭を絡める。
▼堅実 7複勝・6複勝(二点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 7-2ワイド・7-11ワイド(二点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 7-6-11三連複(一点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。