— 番頭の予想
本命はジーティーアグリムで迷わない。近5走すべてで3着以内、前売り1番人気2.3倍はその実力の反映だ。対抗のピーターライズも近走3着内率10割、安定感は本物。この2頭については番頭がわざわざ語る必要はない。新聞で分かる話だ。
本題に入る。今夜こちらが目を留めたのは5番リコーベレッタ——前売り8番人気、46.2倍だ。世間はこの馬を完全に切り捨てた。直近の11着大敗を見れば、誰でも「もう終わり」と判断する。そこは分かる。
だがこちらは5戦分の流れを全部数えた。古い順に並べると7着、4着、4着、3着——そして直近が11着の大敗。前の4戦は安定して走り続け、ひとつ前は3着まで来た馬だ。上向いてきたところで崩れた。世間はその11着だけを覚えていて、直前の3着と安定した4着続きを忘れた。こちらは忘れない。
さらにこちらの帳面で全馬の評価と人気順のズレを並べると、リコーベレッタがぶっちぎりで最大だ。8番人気に叩かれた馬を帳面は5番目に置いている。「世間と違う角度で見るとこの馬には一本筋がある」——その根拠がここにある。当たるとは言わない。ただ46倍という数字は、筋ひとつあれば乗る価値のある数字だ。
今日の重馬場が吉と出るか凶と出るかは走ってみなければ分からない。ただ、一戦の大敗だけで完全に見切られた馬が、帳面では違う顔をしている——その事実だけは語っておく。
▼堅実
6番ジーティーアグリム複勝・2番ピーターライズ複勝の2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
6番×5番ワイド・2番×5番ワイドの2点。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も見込める。
▼夢
三連複2-5-6の1点。滅多に来ない。来たときだけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の数字の裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。