— 番頭の予想
5番メイショウビストロ——前売り9番人気、24倍台。前走は取消で世間の帳面からいったん消えた馬だ。だがこちらが数えたのは「消える前」の走り。中京芝1600m、このレースと同じ条件に絞ると連対実績は5割を超える。12戦の全成績でも上位入着率6割、差し競馬が身上(差し率75%)で、前が引っ張る展開なら直線で足が残る構造だ。前走取消で人気が落ちている今、帳面と市場の落差がこの出走馬の中で最も開いているのがこの馬だ。
軸はリアンマヒナ(4番)で疑わない。岩田望とのコンビで過去2戦、全て連対。同距離連対率42%、負けた時の着差は平均0.06馬身という紙一重。持ち時計もメンバー上位。形勢も上向きで、前走2着。「素直に強い馬が素直に来た」という結果になっても文句は言えない。
1番人気ファルカータ(3番)には正直に言う。キャリア1戦、その1戦で4着。持ち時計は今日のメンバー最低水準だ。調教や血統への評価が理由の人気なら、それはこちらの帳面には写らない。語れないものに深追いするほどこちらは欲が深くない。
前売り3番人気ヴォーカライズ(9番)、同距離での連対率は4割超あるが、上がり時計の平均が37秒近く、最速でも35.9秒。1600mの良馬場でこの数字は際立たない。前走も6着、あまり怖い相手とは見ていない。
展開のキーは8番フレイムスター、逃げ率8割・平均ポジション1.2と前を引っ張ることが多い。ペースが流れれば後方差し馬に出番が来る。メイショウビストロの足が生きる構図だ。
▼堅実 — 4番・3番の複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ワイド 4-5、3-5(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍の可能性もある。
▼夢 — 三連複 3-4-5(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に一本の筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。