— 番頭の予想
前売り1番人気、ユメデアエタラへの疑念から始めよう。2.7倍。だがこちらの帳面では六位。近走五走で三着内が一度だけだ。直近に1着を持つのは確かだが、その前後は5着、6着、10着、7着と荒れ放題。「一度勝ったから」で人気最右翼を張るのは根拠として薄い。今日の浦和2000、このメンバーで2.7倍を支持するだけの理由がこちらには見えない。
本命は4番ゴールドキッド、9.8倍。こちらの帳面で全馬最上位。人気は4位だが、近走に2着が三度並ぶ。勝ちきれないと見切られているのかもしれないが、三着内率0.6はこのメンバーで際立って高い。毎回圏内に踏みとどまる底力がある馬だ。
対抗は7番テーオーダムール、6.6倍。帳面も二位。近走に3着、3着、4着、3着と上位入着が続く。一度12着の大敗があるが、その前後はまったく崩れていない。展開に関わらず安定して走る馬だとこちらは読む。
さて、核心だ。12番シヴァシン、6番人気11.6倍。帳面では三位、人気との差が三つある。近走に1着が二度ある——この馬は勝てる馬だ。8着の凡走も挟まるから市場が波を嫌っている。しかし考えてみろ、1着経験を持ちながら11.6倍で放置されている馬がこちらの帳面で上位三位にいる。その落差に筋がある。
もう一頭、9番ユウユウプレゼンス、11番人気51.6倍。帳面七位、人気との差は四つでこのメンバー最大だ。近走は6、4、3、6、6——大敗がまったくない。3着が一度、4着も一度ある。力が足りないのではなく、毎回あと一歩届かずに圏外に出ている馬だ。世間は完全に忘れている。これが夢の種だ。
▼堅実 ゴールドキッド複勝・テーオーダムール複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 ゴールドキッド×シヴァシン ワイド・テーオーダムール×シヴァシン ワイド・ゴールドキッド×ユウユウプレゼンス ワイド(3点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 ゴールドキッド・テーオーダムール・シヴァシン 三連複(1点)。夢は百円で十分だ。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじと割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋が通っていること、それだけだ。乗るかは各自で決めろ。