— 番頭の予想
今日の本命はジェイパック(1番、1番人気4倍)と認める。近2走が連続2着で、1番人気の裏付けはある。これは新聞でも分かる話だ。深追いしない。
こちらが語りたいのは3番パイラタナー、牝4歳、前売り9番人気38.6倍だ。
この馬の近走着順を新しい方から並べる——2、3、1、2、8。ひっくり返して古い順に読み直す。8着→2着→1着→3着→2着。最古が8着で、直前4走は2・3・1・2。すべて3着以内だ。近走3着内率は0.8、10頭立てのこのメンバーで最も高い数字だ。
なぜそれが38倍に転がっているか。最新走の8着、それだけだ。「最近8着に負けた馬」という顔だけ見て大半が見切った。だが「直前4走が2・3・1・2の馬が1度崩れた」と読むなら話は変わる。1度の敗北で38倍になる——市場はそういう生き物で、こちらはそこに目を向けるだけだ。帳面との落差という意味では、このレースで最も大きい1頭がパイラタナーだ。
対抗として押さえたいのはキャバリエクエスト(8番、4番人気5.8倍)。近3走の着順が1・1・2と絶好調で、近走3着内率は0.6。今の充実ぶりはメンバー内で上位に数えられる。前売りでも人気に推されており、帳面の数字と方向が揃っている馬だ。
▼堅実——ジェイパックとキャバリエクエストの複勝、2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味——ジェイパック×パイラタナーのワイド、キャバリエクエスト×パイラタナーのワイド、2点。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も見込める。
▼夢——三連複1-3-8(ジェイパック・パイラタナー・キャバリエクエスト)、1点のみ。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の数字の裏に筋が見えることだけだ。乗るかは各自で決めろ。