— 番頭の予想
前週の府中牝馬S、全弾外れた。5-9-14番人気の波乱、三連複21万円の決着だった。こちらの帳面はかすりもしなかった。それだけ言って今週に入る。
今週は青函S、函館芝1200m、雨の稍重。まず本命から整理する。
⑫アメリカンステージ(2番人気、6.7倍)——帳面では全馬1位、市場も2番人気。落差はわずか1だ。複勝率80%、同距離85.7%、同馬場では過去100%——走った舞台で一度も崩れていない。逃げ率60%でレースを支配できる馬でもある。前走は2着、キャリア8戦と浅いが出した結果が揃いすぎている。新聞でも分かる本命、深追いはしない。
さて、問題はここからだ。
対抗は⑭ルージュラナキラ(7番人気、18.8倍)。帳面2位で市場との落差は5だ。この馬のどこが面白いか——まず過去成績の速指数の平均値が14頭中で最も高い。にもかかわらず7番人気に沈んでいる。同馬場複勝率100%、同距離62.5%と稍重の函館芝に対するデータが確かだ。負けたレースの着差平均が0.085馬身——際どく負け続けてきた馬だ、力負けではない。横山武のこの距離帯複勝率は40%超、この鞍上でこの舞台とデータが束なる。前走8着は割引だが体重が6kg絞れてきた点が気になる。18.8倍でこの帳面2位、こちらはここを安く見ている。
穴は⑬ロードフォアエース(12番人気、55.6倍)だ。帳面5位で市場との落差は7、このレース最大の乖離だ。前走12着の大敗が市場を遠ざけているのは分かる。だがこちらが見るのは条件適性だ——同距離複勝率69.2%、同馬場66.7%。この条件でだけ走る馬がいる。速指数ベストは上位層に並ぶ数字で、体重も6kg落ちてきた。55倍の12番人気で同距離7割、帳面とオッズの落差こそが番頭を引っかけるものだ。
▼堅実 — ⑫複勝・⑭複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ⑫×⑭ワイド・⑫×⑬ワイド・⑭×⑬ワイド(3点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複12-13-14(1点)。滅多に来ない、来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。