— 番頭の予想
では名前を出す。
4番トサノセレナーデ。前売り5番人気、単勝36.8倍。だがこちらの帳面では9頭中2番目の評価だ。
近走の着順を束ねる。[2,3,1,2,10]——5走前の10着を除けば、直近4走で2着・3着・1着・2着と複勝圏を一度も外していない。3着内率0.8は、10割のバリキングに次ぐこのメンバー2番手だ。世間は5番人気36.8倍——おそらくその10着を見て評価を落としている。だが帳面を重ねると、直近では安定して走れている馬の姿が浮かび上がる。市場が忘れた安定感、それがこちらの見立てだ。
牽制も一点。7番ジョウショーレーヴ、前売り2番人気・単勝9.2倍だ。近走着順[7,10,5,1,10]——前走の1着があるから2番人気なのは理解できる。だが一勝の前後に10着が並んでいる。着順のブレが激しすぎる。こちらの評価は8番目。9.2倍という値段にこのムラは割に合わない。
本命のバリキング(5番)は改めて言う。近走4戦[1,1,1,2]、3着内率10割、単勝1.0倍。世間と帳面が一致している馬だ。無理に逆張りする必要はない——これは素直に強い。対抗はターニーロイヤル(3番)、前売り3番人気・こちらも3番評価で一致。近走[5,1,2,1]と3着内率0.75、安定感がある。
買い目を組む。
▼堅実 — バリキング複勝・ターニーロイヤル複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — バリキング×トサノセレナーデのワイド、ターニーロイヤル×トサノセレナーデのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。トサノセレナーデが絡めば二桁倍も視野に入る。
▼夢 — 三連複 バリキング-ターニーロイヤル-トサノセレナーデ(1点)。滅多に来ない。来た時だけが大きい。夢の層は百円で十分だ、積むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。