— 番頭の予想
穴馬の正体を明かす前に整理する。この12頭、近走着順を並べると壊滅的だ。3着以内を経験したことがある馬を帳面で数えたら、たった二頭しかいない。8番ドリームパッション(直近で3着)と、12番ルナベレッツァ(前々走で2着)だ。
12番ルナベレッツァの話をしよう。着順を並べると[6、2、5]。真ん中の「2」が光る。3着内率33%、このメンバーで8番の50%に次ぐ二番手の数字だ。前売りで5番人気、オッズ6.6倍。こちらの帳面では2番評価で、市場との落差が3つある。このレースで最もこちらの目が引っかかった一頭だ。
なぜ5番人気に甘んじているのか。前走5着、直前も5着と6着に挟まれているから「凡走続き」に見えるのだろう。だが着順の並びの裏に2着が隠れている。2歳のこの時期、一度でも好走経験があるのは地力の証左だ。揃いも揃って2着すらない馬が10頭いる中で、この事実は軽くない。
今日の門別は重馬場だ。ダート1100mの短距離、そこに重ババが加わると底力と適性が鮮明になる。世間は着順の並びだけを見て、その一戦に眠る意味を素通りしている。
本命は8番ドリームパッション、これは認める。対抗は12番ルナベレッツァ。帳面で1段上に見ているのは事実だが、勝てるとは言わない。オッズ6.6倍で帳面2位ならば妙味の範囲で絡める価値はある。三つ巴の構成に7番コンチワッチを加えた。
▼堅実 — 8番複勝・12番複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — 8番×12番ワイド・7番×12番ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複7-8-12(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。