— 番頭の予想
本命はパンテレリア。一枠一番、セン馬七歳。直近五走[1,1,1,2,2]、三着内率1.0。三連勝のその前も二着二着で崩れていない。単勝4.5倍、二番人気。こちらの帳面でも一位評価だ。市場が概ね正しく見ている。深追いはしないが、基軸に据えるに文句はない。
最人気ウメタロウには冷静になれと言いたい。十一歳、単勝1.8倍。近走[11,1,4,1,6]——十一着が混ざる波のある馬を、なぜ断然人気に推すのか。こちらの帳面では八位評価、市場との差が七つある。これだけズレているなら根拠を問いたくなる。来ないとは断言しない。ただ1.8倍に突っ込む気にはなれない。
今日こちらが掘った一頭がシンシーネだ。牝四歳、七番人気、単勝31.9倍。なぜこの馬が三十倍なのか。近走を数えると[2,2,1,3,1]——五走すべて馬券内、うち二勝、三着内率1.0。パンテレリアと同じ数値を叩き出している馬が、なぜ七番人気に沈んでいるのか。こちらの帳面では二位評価、市場との差は五つだ。牝馬は地方競馬で人気が落ちやすい。それだけの話かもしれないが、数字が語っていることは確かだ。三十倍の値がついているなら、見る価値はある。
もう一頭、ハクサンミラクルも添えておく。牡四歳、九番人気、47.9倍。近走[2,10,2,2,3]、三着内率0.8。十着が一度あるが、残りはすべて三着以内だ。帳面では六位評価、市場との差は三つ。シンシーネほどの衝撃はないが、市場が見落としている印象がある。
では買い目だ。
▼堅実——パンテレリアとミンナデガンバルの複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味——パンテレリア×シンシーネのワイド、ミンナデガンバル×シンシーネのワイド(2点)。シンシーネが来れば二桁倍も見える。月に一度獲れれば御の字の層だ。
▼夢——三連複1-4-7(パンテレリア、ミンナデガンバル、シンシーネ)(1点)。三頭が揃う確率は低い。来た時だけ大きい。宝くじと割り切れ。夢の層に金を積むな。百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があるということだけだ。乗るかは各自で決めろ。