— 番頭の予想
穴として語りたいのはミライヘノシンゲキ(7番人気、18.2倍)だ。
近走5戦の着順は3・6・3・2・3。この数字を遠目に見れば「6着がある」と敬遠するのは分かる。だが仔細に数えれば、5戦中4戦で3着以内に入っている。3着内率は80%だ。18.2倍のオッズと80%の3着内率——その落差がこちらには引っかかる。
同じ3着内率80%を持つゲンパチプライド(5番人気、10.4倍)と並べるとさらに面白い。こちらの帳面ではゲンパチプライドを3位、ミライヘノシンゲキを4位と見ている。ほぼ同格の評価だ。ところが市場はゲンパチに10倍、ミライヘノシンゲキに18倍をつける。同等の安定感を持つ2頭の間に8倍以上の開きがある。何かがズレている、とこちらは読む。
一番人気ブラックレーション(4.1倍)については正直に言う。こちらの帳面では8番目の評価だ。近走3着内率20%、最近の着順を見れば下降気味。4歳の若さへのプレミアムが市場を引き上げているとしか思えない。今のデータでは首位に推す根拠が薄い。
ワガンセ(3番人気、4.7倍)は本命と認める。近走5連勝、3着内率100%、こちらの物差しでも最上位。新聞で分かる強さだが、だからといって無視する理由もない。軸はここだ。
▼堅実 ― ワガンセ複勝、ゲンパチプライド複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。大きく負けなければそれでいい。
▼妙味 ― ワガンセ×ミライヘノシンゲキ ワイド、ワガンセ×ゲンパチプライド ワイド(2点)
月に一度獲れれば御の字の層だ。ミライヘノシンゲキが絡めば二桁倍も視野に入る。
▼夢 ― 三連複 11-5-4(ワガンセ・ゲンパチプライド・ミライヘノシンゲキ、1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじと同じ楽しみ方をしろ。夢は百円で十分だ。積み増すな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは、帳面の数字を束ねれば市場の見立てと異なる筋が見えるということだけだ。乗るかは各自で決めろ。