— 番頭の予想
穴として推すのはメイショウバイラン(10番)だ。前売り最下位の10番人気。こちらの帳面では3番目に置いた。市場との乖離は全馬中最大になる。
牝9歳という年齢と近走の着順——字面だけ見れば誰も振り向かない。だが丁寧に数えると話は違う。直近3戦は5着・4着・5着とまとまっている。一度崩れた9着があるが、その前後で持ち直した。力で沈んでいるのではなく、際どく届かずを繰り返している馬の形だ。年齢で見切られ、誰も帳面を読まなくなった。そこに別の顔が見えている。
もう一頭はドリームチェイサー(9番)だ。前売り9番人気、こちら4番目。市場との乖離は+5になる。前走・前々走は5着・4着とまとまっており、良馬場の1400でひと変わりがあれば掲示板を脅かせる数字はある。一枚加えておく。
本命のメイショウシュート(7番)は素直に認める。牡9歳ながら近走3着内率4割、前走3着・3走前2着と掲示板に絡んでいる。市場が断然に推すのも、こちらが帳面最上位に置くのも同じ理由だ。こういう馬を否定するのが番頭の仕事じゃない。対抗はバイオサファイア(2番)。こちら2番目、前売り3番人気と差が小さい。近走3着内が1回あり、中位を安定してキープしている地力のある馬だ。
ステラマリーナ(1番)は前売り2番人気だが、こちら5番目の評価だ。近走5戦で3着内がたった1回(3着)、あとは6〜7着の圏外が続く。前売りに過大評価の匂いがする。今日は手を出さない。
▼堅実 — 複勝:7(メイショウシュート)・2(バイオサファイア)の2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ワイド:7×10・7×9・2×10の3点。月に一度獲れれば御の字。来れば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複:7-2-10の1点。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが出せるのはデータの裏に筋があるという読みだけだ。乗るかは各自で決めろ。