— 番頭の予想
本命は12番トクシーティグレだ。
前売り4番人気、オッズ8倍台。だがこちらの帳面では全馬の中でトップ評価だ。
近走5走の着順は1、2、4、1、1着。直近4走で3着以内4度、3着内率0.8。1番人気馬と数字の上では肩を並べる安定感がある。にもかかわらず市場は4番人気8倍を付けた。なぜかはこちらにも明確な答えは出ない。出ないから面白い。市場がこちらより正確な可能性は十分あるが、「数字の裏に筋がある」と言えるのはここだ。
1番人気イモノソーダワリデについて一言触れる。近走は3着、2着、11着、5着。3着内率0.5、2回に1回は圏外だ。一度の11着大崩れも引っかかる。2.5倍の信頼を全面的に乗るのはこちらの美学に反する。
もう一頭、3番サトノエンパイアを覗いておく。10番人気27倍台。近走5走の着順は6、5、5、4、4着。3着内率はゼロだ。一度も馬券に絡んでいない。それでもこの馬を上に置いた理由——負け方だ。大崩れが一度もない。6着以内に収まり続け、4着まで迫った走りが二度ある。際どく負け続けて誰も見なくなった馬の典型に見える。帳面の角度では「惜しい」が積み重なっている。穴枠として少し添えておく価値はある。
展開は読みにくい。晴良馬場の夜の大井1800m、時計は出やすい。安定して走れる馬が力を発揮しやすい条件だとこちらは見ている。
▼堅実 — 12番トクシーティグレ複勝、15番メイショウタビズキ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — 12番×15番ワイド、12番×3番ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複3-12-15(1点)。夢は百円で十分。滅多に来ない、来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。