— 番頭の予想
まず展開だ。ワールズエンド(11番)が今日の鍵を握る。過去レースの8割を先頭で運ぶ逃げ馬で、平均先行位置は1.4番手。このメンバーなら単騎逃げの公算は十分ある。注目すべきはこの馬の敗戦時着差——平均0.07馬身だ。17頭立てのG1で、負けてもクビ差かハナ差でしか離されていない。同距離での上位入線率8割超、平均着順は2.8、前走も1着。これだけの数字を積んだ逃げ馬が展開を作るなら、今日は要注目だ。
今回こちらが掘ったのはウォーターリヒト(9番)だ。前走13着。新聞ならそこで切る。だが帳面を開けると別の顔が出てくる。
この馬の後半3ハロン平均は33.14秒——今回の出走17頭で最も速い数字だ。最速では33.0秒まで出ている。そして敗戦時着差の平均は0.09馬身。前走13着という顔をしながら、負け続けてきた差は紙一重だ。上昇傾向のフォームを示し、芝1600での上位入線率は57%を超えている。前走の大敗は帳面の流れから見れば異質で、展開か別の事情があったとこちらは読む。世間が前走の着順だけでこの馬を消すなら、それで構わない。
ステレンボッシュ(6番)は素直に強い。牝馬56kgの斤量差、芝1600での上位入線率75%、上昇フォーム、レーン騎手の直近成績——番頭が掘り起こす必要はない。軸に据えるだけだ。
▼三連複 6-11-9(ステレンボッシュ-ワールズエンド-ウォーターリヒト)
▼ワイド 6-11 / 6-9 / 11-9
三連複は的中時に旨みが乗る組み合わせ。ワイド3点で保険を張る。レーベンスティール(1番)は距離適性80%、速指数のベストも上位クラスだが、担当厩舎の同距離実績が0%という数字が引っかかり、一枚落とした。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋が通っていることだけだ。乗るかは各自で決めろ。