— 番頭の予想
本命はワルキューレクインで変わりない。市場と同じ結論だ。キャリア2走のみ、近走に3着内がないまま1番人気に推されている。まだ底を見せていない馬への期待が積み上がったオッズだろう。こちらの帳面でも上位に評価する。認めてやる。
さて。市場8番人気15.9倍のウワサノモアナに話を移そう。
帳面を全12頭並べて眺めると、近走で3着以内に入った経験がある馬は2頭しかいない。ウワサノモアナとリュウノバモス、どちらも5走に1度だ。残り10頭は全員ゼロ。着外の嵐が吹き荒れる中で、この2頭だけが一度ずつ光を持っている。
ウワサノモアナの直近5走を並べると、7着、2着、5着、9着、7着。真ん中に2着がある。その前後が崩れているから市場は見切った。だが崩れた時と届いた時、何が違うのか。それを問い続けることが番頭の仕事だ。市場は「また崩れる」と8番人気にした。こちらの帳面では12頭中1位に評価する。15.9倍に乗るかは各自で決めろ。
もう一頭のリュウノバモスは11番人気22倍。直近5走が10着、3着、6着、10着、10着。光の3着は5走前のことだ。構造はウワサノモアナと同じで、一度だけ光って、あとは沈んでいる。22倍は「もう終わった馬」と市場が判断した価格だが、こちらの帳面では全馬トップタイの近走実績を持つ馬に「終わった」とは書けない。
逆に一言だけ言っておく。市場6番人気のリアルフォルツァは、こちらの帳面では全12頭の最下位だ。直近4走が8着、14着、11着、14着。着順は右肩下がりで3着内率はゼロだ。8.9倍で人気になっている理由をこちらは掴めていない。疑ってかかれ。
■買い目
▼堅実
4番複勝・2番複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐だけは守る層だ。
▼妙味
4番×2番 ワイド、4番×1番 ワイド(2点)
月に一度来れば十分。当たれば二桁倍もある。
▼夢
三連複 4-2-1(1点)
滅多に来ない。夢は百円で十分だ。金を積む層じゃない。
当たるとは言わん。儲かるとも言わん。儲かると請け合う予想家は信じるな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋が通っているということだけだ。乗るかは各自で決めろ。