— 番頭の予想
まず上位人気の二頭に疑問を投げる。2番人気ギースバッハ(6番)、3番人気ワカメチャン(4番)——前売りでは相応の支持が入っているが、こちらの帳面ではギースバッハが10位、ワカメチャンが11位だ。人気と帳面の差がそれぞれ8。何より直近5走でどちらも3着内がゼロ。5戦連続で圏外に弾かれた馬が5〜6倍台に収まるのは、「なんとなく人気」以外に説明できない。こちらはこの二頭を本線から外す。
本命はラスブリサス(7番)。5番人気9.1倍で帳面は2位評価だ。5走前に2着、一度12着の大敗を挟んで、ここ3走は2着・5着・5着だ。3着内率は0.4。凡走は凡走、好走は好走でメリハリがある。条件が噛み合った時にだけ走る馬というのはいる。重い砂、1500の距離、名古屋の夜——帳面はその「噛み合い」をここに読んでいる。
対抗はピーカンパイ(2番)。帳面1位評価に対して4番人気7.3倍。最新着順は2着で、直前4走は9→5→4→2と浮上してきた上昇気流だ。3着内率は0.25とやや控えめだが、着順の流れが上向きだ。
穴として名指しするのはアグネス(11番)とベールドゥフィーユ(10番)だ。アグネスは10番人気16.8倍、帳面5位、差は5。近走3着内率0.4——10位人気でこの数字は「誰も見ていない」に等しい。ベールドゥフィーユは12番人気19.2倍、帳面6位、差6。最新着順3着、直前には2着もある。3着内率は同じく0.4。着順のブレは大きいが、3着以内に顔を出す力は本物だ。この二頭を今日の本命と掛け合わせる。
▼堅実——ラスブリサス複勝、ピーカンパイ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味——ラスブリサス×アグネスのワイド、ラスブリサス×ベールドゥフィーユのワイド(2点)。月に一度取れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢——三連複7-2-11(ラスブリサス・ピーカンパイ・アグネス)1点。めったに来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があること、それだけだ。乗るかは各自で決めろ。