— 番頭の予想
前週の答えを正直に出す。⑦セボンサデッセが本命で3着、⑪アイウィルが対抗で1着。複勝2点は届いた。だが「待ったをかけたい」と公言して切り捨てた⑤ゲキザルが6番人気で2着に飛び込んだ。帳面の底に沈めた馬が2着——三連複は当然全滅だ。見落としは見落とした、それだけの話だ。
今週の本命は⑩アドマイヤテラ(前売り2番人気4.7倍)だ。帳面でも十六頭のトップに置く。芝2000mの3着内率が60%、良馬場でも56%と安定している。負けた時の平均着差が0.3馬身と際どく、力で負けている馬ではない。そして持ち時計——この十六頭で最高水準だ。前走3着からフォームも上昇中で、坂井騎手の2000m成績も申し分ない。新聞を開けば目に入る強さだ。番頭が上から解説し直す必要はない。
対抗は⑦ショウヘイ(1番人気3.8倍)だ。芝の良馬場3着内率75%、後3Fの最速タイムはこの十六頭で随一だ。ただし前走は二桁着順の大敗、フォームも下降中だ。番頭は少し距離を置いておく。
穴として語るのが⑥ローシャムパーク(前売り9番人気16.9倍)だ。帳面では5番手に置いている。
全体の3着内率は20%——それを見て世間は切る。だが条件を絞ると数字が別人になる。芝2000m限定で3着内率67%、芝の良馬場限定でも67%。この二つが重なると走る馬だ。今日の舞台は芝2000m・晴・良、条件が完全に揃っている。負けた時の着差も平均0.5馬身と際どく、力でねじ伏せられているわけではない。持ち時計も上位人気と遜色ない。前走3着でフォームも上向き、7歳の熟成期に差し掛かった馬が今日の舞台で9番人気に甘んじている。16.9倍に別の角度の筋が通っている。
展開を読む。⑧サクラファレルが逃げ率40%で前に出る。⑦も先行脚質で前が競り合えばペースが上がる。⑩と⑥は中後方からの差し馬で、前が流れるほど有利だ。
▼堅実 — ⑩複勝・⑦複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ⑩×⑥ワイド・⑦×⑥ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複⑥⑦⑩(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。