— 番頭の予想
サンモリッツ(10番)を本命に据える。市場は4番人気13.6倍と中段だが、こちらの帳面ではこのメンバーのトップ評価。キャリア3走で着順は4着・10着・3着。10着を挟んだが両端に3着と4着がある。今夜12頭でただ一頭、3着内を2度記録した馬だ。近走3着内率0.33は12頭中唯一ゼロを超えている。それだけで他との差は歴然だ。
対抗はテルレーヌ(4番)。近走着順は8、5、4、6、8。掲示板には届かないが4着・5着があり、このメンバーでは相対的に上にいる一頭だ。市場8番人気14.8倍に対し、こちらの評価は3位。値段の割に実力がある。
穴はジン(5番)だ。61.2倍の12番人気。市場は完全に捨てた。だがこちらの帳面はサンモリッツに次ぐ2位評価で、市場との落差は最大の10。近走着順は7、5、3、7、7。一度だけ3着に来ている。このメンバーで「3着以内の記録」を持つのはサンモリッツとジンの2頭だけだ。なぜ市場がこの馬を60倍台に忘れているのか、帳面からは見えない。複数の数字を束ねると一本の絵が浮かぶ——3着実績あり、帳面上位、市場が完全無視、この三つが重なった馬がジンだ。
逆に疑うべき上位人気がいる。1番人気ナムラカメコ(6番・2.4倍)は直近2走が15着・14着。3走のキャリアで後の2走が惨敗。それでも2.4倍だ。2番人気ジェルソミーノ(1番・4.2倍)も近走が8、8、15、9着と全て掲示板外。この2頭のオッズは「名前」か「雰囲気」で膨らんだ数字に見える。
▼堅実 — サンモリッツ複勝・テルレーヌ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — サンモリッツ×ジン ワイド、テルレーヌ×ジン ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複 4-5-10(テルレーヌ×ジン×サンモリッツ、1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家ほど疑え。こちらが示せるのは、帳面の裏に筋が一本通っていることだけだ。乗るかどうかは各自で決めてくれ。