— 番頭の予想
穴の正体に入る前に、人気馬の整理を済ませておく。
断然1番人気ハーティパーティ(2.1倍)、こちらの帳面では4番手だ。直近5走が「3、1、5、9、11」——2走前が9着、前走が11着。3着内率0.4。断然人気の馬が叩き出す数字ではない。人気先行と読む。
モノノフノミチ(4.3倍)は2番人気でこちらも2番手評価。「4、5、1、1、5」と直近2勝の実績がある。市場と目利きが一致する馬は素直に本命と見た。
では穴の正体だ。ソシジ(前売り5番人気、13.8倍)。牝3歳、竹村達也鞍上。近走着順「4、1、1」——3戦しかデータがないが直近2連勝、3着内率0.67。こちらの帳面では全10頭の中で最上位と出た。対して前売り人気は5番手、13.8倍。市場とこちらの読みの差は4つ分ある。
なぜ13倍に放置されているのか。出走歴が3戦と浅いせいだろう。信頼性が薄いと市場は見切る。だが「底を見せていない馬」と「底を見せて沈んだ馬」は別物だ。連勝中の上がり馬が、経験の薄さだけを理由に13倍に置かれている——これがこちらの目には「別の顔」に映る。
もう一頭、添えておく。ブリオーニ(前売り7番人気、19.1倍)。近走「1、10、3、4、1」とムラが激しいが、こちらの帳面では3番手評価、市場との差も4つ分。手綱は百戦錬磨の小牧太だ。ムラ馬の当たる日を読むのは難しいが、3着内率0.6という数字は残る。
■買い目
▼堅実——モノノフノミチ複勝、ハーティパーティ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味——モノノフノミチ×ソシジ ワイド、モノノフノミチ×ブリオーニ ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も見える。
▼夢——三連複7-8-2(モノノフノミチ-ソシジ-ブリオーニ)(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分、金を積むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の底に筋があり、その筋がこの馬たちに向いているということだけ。乗るかは各自で決めろ。