— 番頭の予想
まず本命から片付ける。サンミゲル、これは素直に強い。近5走[1,2,1,2,5]、3着内率8割、単勝1.6倍。馬の力も安定感も頭一つ抜けている。こちらも文句はない。対抗はワンダーブレス。近走[2,3,1,2,3]、3着内率100%、3番人気9.8倍。市場もある程度評価しているが、5走すべて馬券圏という事実は軽くない。
さて本題だ。
こちらが掘り出した1頭はヴィクトリーアイ、9番人気25.9倍。直近2走1着1着、その前が3着。近走3着内率0.6だ。5走前に11着があって、そこで世間はこの馬から目を離した。だが11着から叩き直して2連勝——好調を持続したままこの人気薄に収まっている。市場があの大敗の印象を引きずっているだけで、今の走りは別物だ。帳面ではここを4番手に置いた。市場との差は5つ。その落差こそが番頭の仕事場だ。
もう1頭、ザタイムズ。牝4、6番人気14.8倍。近走[3,1,2,1,2]、3着内率100%。5走すべて馬券圏に入っている。牝馬だからか格不足と見られているのか、世間は6番人気に留めているが、帳面の数字は正直だ。こちらは3番手評価、市場との差は3つ。安定して刻み続ける馬が14.8倍なら、妙味として扱える。
展開はサンミゲルが断然人気で引っ張る形。差し馬が台頭できる流れになるかどうかが2着・3着を動かす。ヴィクトリーアイが近走の勢いをそのまま持ち込めるか——そこに賭けるかどうかだ。
▼堅実 — サンミゲル複勝・ワンダーブレス複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — サンミゲル×ヴィクトリーアイのワイド・サンミゲル×ザタイムズのワイド(2点)
月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複 サンミゲル-ワンダーブレス-ヴィクトリーアイ(1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分、宝くじの楽しみと割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかどうかは各自で決めてくれ。