— 番頭の予想
明かす。8番レンガノコブタサン(牝5)だ。前売りでは7番人気、オッズ25倍。ところがこちらの帳面では全10頭の中で3番目の評価に置いている。市場との落差は今日の出走馬で最も大きい。
近走5戦の着順は8、7、3、4、7。確かに8着と7着もある。だが3着がある、4着がある。このクラスで「際どく負けられる馬」と「最初から土俵の端にも立てない馬」は、同じ3着内率20%でも中身が違う。全滅を続ける馬は全滅し続ける。この馬は届きそうで届かない走りを繰り返している——その痕跡が帳面から読み取れる。
市場が7番手に追いやった理由は分かる。見栄えがしない成績だ。だがこちらはその数字の質から別の筋を読んでいる。
一方でユウバエ(牝8、2番人気3.3倍)には一言言う。近走は8、6、8、6、8。5走連続で馬券に絡んでいない。8歳牝馬でこの成績に2番人気がついている根拠が、こちらには見えない。素直に乗る前に一呼吸置いてほしい。
本命エイシンヴィエント(牡3、1番人気2.9倍)は認める。こちらの読みと市場の評価が一致した馬を無理に疑うのは番頭の仕事ではない。素直に強い。
買い目を3層で示す。
▼堅実 — 複勝:3番(エイシンヴィエント)・8番(レンガノコブタサン)の2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ワイド:3番×8番(エイシンヴィエント×レンガノコブタサン)の1点。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。そのくらいの構えで持てばいい。
▼夢 — 三連複:3番-7番-8番(エイシンヴィエント、コグマザセカンド、レンガノコブタサン)の1点。コグマザセカンドは3番人気でこちらの帳面でも2番手評価、ただし近走は馬券圏外続きで強くは推せない。滅多に来ない、来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の数字の裏に筋が通っているということだけだ。乗るかは各自で決めろ。