— 番頭の予想
まず本命を先に言う。12番イザベルソレイユだ。
近走5走の着順は2、2、1、2、3。3着内率1.0——全走で3着以内に収まっている。大崩れしない、安定感の塊だ。前売り4番人気5.9倍と、さほど市場に嫌われているわけでもないが、こちらの帳面ではメンバー中の最上位評価。「新聞でも分かる」と言われればそれまでだが、事実なら認める。軸に据えて迷いはない。
警戒すべきは1、2番人気の2頭だ。1番人気バウアピアーズは近走が11、2、1、6、7と浮き沈みが激しく、こちらの評価は8位止まり。2番人気カゼノヨウニに至っては近3走が7、11、10——二桁の惨敗が並ぶ馬が前売り3.6倍だ。市場の不思議というより、帳面を見ずに乗る人間が多すぎる。
穴の本命は10番アルゴフィリオだ。前売り11番人気56.4倍。見向きもされていない。だが帳面をめくると近走5走の中に1着が2回ある——7、1、1、5、8という並びだ。直近は7着と5着に沈んでいるが、その前の2連勝は本物だ。人気が剥げ落ちたのはこの低迷が目についたからだろう。だが連勝した力が消えたわけじゃない。世間の評価とこちらの読みの乖離が今日のメンバー最大——56倍の値段がついている馬に、その筋がある。
5番ドラゴンガールも添えておく。7番人気37.6倍、近走3着内率0.6はこのメンバーでも高水準で、こちらの評価はメンバー2位だ。着順は3、2、7、2、9と波はあるが、来るときは確実に上位に顔を出す馬だ。
▼堅実 — 12番・2番の複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守るための層だ。
▼妙味 — 12番×10番・12番×5番のワイド(2点)
月に一度来れば御の字。当たれば二桁配当も射程に入る。
▼夢 — 12番−5番−10番の三連複(1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。