— 番頭の予想
クアトロソバージュとノアルパフェ、ここは認める。前者は近五走すべて三着内、後者は直近三走が一着・一着・二着。こちらの帳面でも二頭は一位・二位に並ぶ。新聞通りだ。この二頭が上位を占める競馬は十分にある。
今日語りたいのは二点だ。
一点目は「危ない四番人気」の話だ。メージャーテソーロ、単勝四・五倍の四番人気。しかしこちらの帳面では七番目。近五走を並べれば五着・八着・九着・一着・十二着——散らかっている。三着内率はわずか二割だ。なぜ四倍台がついているのかこちらには読めないが、額面通りに乗るのは考えてほしい。
二点目が今日のメインだ。ラグナキリア、牡八歳、六番人気、単勝十・一倍。世間の扱いは中穴以下だが、こちらの帳面では四番目の評価で市場より二つ上に見る。直近二走が一着・二着。その前の二走は五着が続いて世間から見切られた。しかしさらに前は一着があった。一度崩れて、また走り始めた馬だ。千メートルの短距離戦はテンからペースが上がる。番手で追いすがる脚がある馬に出番が来る展開だ。八歳という年齢で切るのは簡単だが、最近また走り始めた事実はこちらの帳面に残っている。老いた馬を年齢だけで消すのはこちらは好かん。
もう一頭、プレイフルネスにも触れる。八番人気三十六・四倍、市場との差は今日の出走馬で最も大きい。近走着順が十一着・一着・六着・一着——最新が大敗で世間は見切った。だがその前後の一着を見ると、力がないわけじゃない。来るときは来るムラ馬だ。三十六倍ならどうせ誰も本気で買わない。夢の一枚としてだけ語っておく。
▼堅実
クアトロソバージュ複勝、ノアルパフェ複勝(二点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
クアトロソバージュ×ラグナキリア ワイド、ノアルパフェ×ラグナキリア ワイド(二点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢
三連複 クアトロソバージュ・ノアルパフェ・ラグナキリア(一点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのはデータの裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。