— 番頭の予想
その馬はサンライズハンター(6番)だ。前売り7番人気、単勝18.5倍。しかし帳面を開けば直近3戦の着順は2着、2着、2着。三連続の2着である。
3着内率0.6——この数字は1番人気バクラヴァと同じ値だ。市場は7番人気に置いているのに、実績の積み上げは本命と横並び。そこに落差がある。
牡3歳という若さも加えて一本の筋にする。連続2着とは何か。力が届かないのではなく、ほんの紙一重で敗れ続けた馬だ。際どく負け続けることで観客が飽きて離れ、オッズだけが育った。それがこの馬の正体だ。三連続2着を積み重ねながら誰も見なくなった。この佐賀の夜、一発があるとすればこういう馬だとこちらは読む。
逆に疑うのはアウゲンブリック(5番)だ。2番人気3.8倍、しかし近走5戦で3着以内ゼロ。着順も10、5、6、7、11と掲示板から遠ざかっている。市場が2番人気に押し上げた根拠が帳面からは見えない。人気だからと頭から買うのはこちらの流儀ではない。
本命はバクラヴァ(2番)、対抗はフクノスナノバラ(4番)。後者の直近2連勝は数字としても本物だ。
▼堅実
バクラヴァ複勝・フクノスナノバラ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
バクラヴァ×サンライズハンター ワイド
フクノスナノバラ×サンライズハンター ワイド
(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢
バクラヴァ・フクノスナノバラ・サンライズハンター 三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
この3層の思想は「そこそこ当たって大きく負けない、競馬を楽しむ」それだけだ。夢の層に大金を積む必要は一切ない。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。