— 番頭の予想
まず前売り3番人気ヤングオーオー(牝3、4.6倍)に一言。なぜここに人気が集まるのか、こちらには分からない。5戦を数えると10着→11着→8着→9着→6着、一度も3着以内がない。3着内率ゼロだ。直前6着で上向きという読みもあろうが、それなら他にも同じような馬はいる。こちらの帳面ではこのメンバーの10番手。前売り3番人気との差は七つある。市場が正しくてこちらが間違っている可能性は大いにある——それでも、この馬を主軸に据える気にはなれない。
反対側を見る。
サンドクルーザー(牡5、前売り7番人気、17.9倍)。こちらの帳面では4番手、市場との差は三つある。5戦を数えると7着→9着→3着(!)→11着→11着。3走前に3着の実績がある。3着内率0.2、このメンバーで着内実績を持つ馬は数少ない。その後2戦が11着続きだから誰も振り返らない。一瞬光ってぷっつり消えた馬、それだけの話と片付ける気持ちは分かる。だが今回の条件はどうか。園田ダート820mの超短距離、こういう条件でこそ過去の実績の一点が意味を持つことがある。「当たる」とは言わない。ただ17.9倍の馬に着内実績とこちらの評価が重なるとき、こちらは目を離せない。
もう一頭、アタックチャンス(牝4、前売り10番人気、27.6倍)も添えておく。こちらの帳面では6番手、市場との差は四つある。5戦を数えると11着→9着→6着→6着→6着と右肩上がりだ。まだ着内には届かないが少しずつ上を向いてきている——こういう馬が超短距離の一発でひと跳ねすることがある。軸には薄いが、頭の隅に置いておく価値はある。
買い目は三層で組む。
▼堅実 — シュトレームング複勝、ワールドペコ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — シュトレームング×サンドクルーザーのワイド、ワールドペコ×サンドクルーザーのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — シュトレームング-ワールドペコ-サンドクルーザーの三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ、ここに金を積むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。