— 番頭の予想
まず一言言っておく。5番人気に付いているグランオース(2番)、こちらの帳面では12頭中の最下位評価だ。近走着順を並べれば9、12、13、16、9——5走して3着以内がゼロ、二桁着順が4回ある。にもかかわらず13倍で5番人気。世間は何を見たのか。こういう馬に引っ張られて三連複がまとめて流れることは珍しくない。敢えて警告しておく。
本命は7番ゴッドトレジャー、これは迷わない。近走5戦で4勝、3着内率0.8、前売り2倍台。帳面も市場も一致している、余計なことを言う必要がない。
対抗は11番プリンスオーソ。近5走に1着・2着が複数あり、3着内率0.6。市場の2番人気とも落差がなく、素直に強い。
さて、こちらが面白いと見るのが5番マイキーマジック、前売り8番人気22倍台だ。こちらの帳面では6番評価——世間と2枠の落差がある。直近2走は10着・6着で見切られた。だが5走全体を掘り返すと3着と1着がちゃんとある。3着内率0.4というのは、この人気薄の層では際立って高い数字だ。「直近が崩れた」それだけで20倍超に吹っ飛ぶなら、むしろ面白い水準だとこちらは読む。
もう一頭だけ。10番ペプチドモガミ、前売り10番人気29倍。こちらの評価は5番手で、今日のメンバーで市場との落差が最も大きい馬だ。近走3着内がゼロなのは素直に痛い。ただ、掲示板前後で粘り続けて誰も振り向かなくなった馬は、一変のきっかけを待っていることもある。三連複の連下に添えるくらいの扱いで十分だ。
▼堅実 — 7番複勝・11番複勝(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — 7番×5番ワイド・11番×5番ワイド・7番×10番ワイド(3点)
月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある層だ。
▼夢 — 三連複7-11-5(1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
3層の思想は「そこそこ当たって大きく負けない、競馬を楽しむ」こと。夢の層に金を積んでどうする。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。