— 番頭の予想
穴として名指しするのは13番ブルーサンセットだ。前売り最低人気16番、72倍超。前走が大きく着順を崩したことで、世間には終わった馬になった。
だがこちらの帳面は前走一戦で終わらない。1200m成績を数えると2回に1回は馬券圏内、芝馬場に限っても同じく5割。全体成績が4割でこれだから「この条件でだけ別の馬になる」タイプだ。さらに負けた時の着差が平均0.39馬身——半馬身以内の僅差が積み重なっている。力が足りなくて負けたのではなく、ギリギリ届かなかっただけという痕跡だ。「また来なかった」で切り続けられ70倍まで膨らんだ。見方を変えれば「際どく負け続けた馬」だ。
ただし直近は着順が下降気味、北村友騎手との組み合わせも初めてで厩舎の最近の成績も語れるものがない。保証はない。ただ「市場が嫌いすぎる馬に筋がある」という見立てとして受け取ってくれ。
軸はラパンチュール(16)、対抗はトウカイエルデ(14)を据える。
ラパンチュールは認めるほかない。帳面でも1位、市場でも1位、持ち時計は16頭で最上位クラス、上がりも安定している。武豊との相性も良好だ。
トウカイエルデは前売り6番人気14倍だが、こちらは2番手評価だ。決め手は「負けた時の平均着差0.1馬身」という数字だ。17戦を経てこの帳面が出ている——際どく負け続けてきた馬という意味で、直近の着順も上り目にある。市場は6番手に置いているが、こちらには違う景色が見える。
▼堅実 — ラパンチュール複勝・トウカイエルデ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ラパンチュール×ブルーサンセット ワイド、トウカイエルデ×ブルーサンセット ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も見えてくる。
▼夢 — 16-14-13 三連複(1点)。夢は百円で十分。滅多に来ない、来た時だけ大きい。宝くじ代わりの一枚と割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。