— 番頭の予想
1番枠のルクスソレイユを、世間は7番人気に置いた。単勝11.9倍。
こちらの帳面を開くと話が変わる。直近4走の成績は1着・3着・5着・1着——3着以内に入った割合は75%で、今日の出走10頭のなかでこの数字だけが浮いている。5着が一度あるが、それ以外はすべて馬券に絡んでいる。力で負けているのではなく、誰の記憶にも引っかからず素通りされ続けて7番人気になった馬、とこちらには読める。こちらの帳面では2番手の評価で、市場との落差はこのレースで一番大きい。
1番人気のゴコウサスは、まさにその逆だ。最近2走で1着・2着と復調は確かだが、帳面の3走前・4走前には12着・12着が並ぶ。大崩れを挟んで浮上した馬に3倍台の支持が集まるのは、「直近しか見ていない」からとしかこちらには思えない。こちらの帳面での評価は6番手——市場の1番人気との落差も最大組で、ルクスソレイユと鏡合わせの構図だ。世間が過大評価した馬と見落とした馬が、今日は同じゲートを出る。
本命は3番ビジンハクメイ。最近3走で1着・2着・1着と崩れない。帳面の最高評価と市場の2番人気が一致している。新聞通りだが、素直に認める。対抗には2番メモリーフィルム。最近3走で3着・2着・2着と安定しており、連軸として外しにくい。
買い目は三層で組む。
▼堅実
複勝: 3番ビジンハクメイ、2番メモリーフィルム(2点)
そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
ワイド: 3番×1番、1番×2番、3番×2番(3点)
月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢
三連複: 1-2-3(1点)
滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのはデータの裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。