— 番頭の予想
本命はインベンション(12番)だ。前売り5番人気、単勝8倍。近走は2・3・6・2・4着——勝利こそないが、5走中3走が2〜3着圏に収まっている。3着内率60%は今日のメンバーでカペラスターと並ぶ最高水準だ。6着・4着の外れはあるが、二桁着順はない。コンスタントに上位に顔を出し続けるこの馬を、市場がなぜ5番手に落としているのか。こちらには理由が見当たらない。帳面でのトップ評価と地道な成績の一致——ここに筋がある。
対抗はカペラスター(4番)。3番人気6.3倍。直近5走に勝利を含み、3着内率60%。こちらの評価も2位で市場と概ね一致する。素直に強い馬だ。新聞で分かるが、軸に据えるだけの裏付けはある。
今日の掘り出し物はカイジンビリーヴ(2番)だ。前売り10番人気、30.4倍。8歳牡馬と聞いて笑う者もいるだろう。だが近走着順を古い順に読み直してみろ——12着、8着、5着、そして直近3着。一戦ごとに上がってきている。12着で見切られ、8着でさらに忘れられ、5着でも誰も振り向かなかった。だから直近3着でも30倍のままだ。こちらの帳面では市場の評価より5段階上に置いている。じわりと上げてきた馬を、年齢だけで切るのは早計だ。
ひとつ警戒を入れておく。1番人気オーシンブーケ(10番)は3.2倍の断然人気だが、直近4走は12・9・11・11着だ。その前の3着が光って見えるのはわかる。だがその後の4走、帳面で見る限りこちらの物差しは11番評価しか出せない。市場と最も大きく開いた馬だ。断然人気を頭ごなしに疑えとは言わない——ただ、数字が明確にそっぽを向いていることは伝えておく。
▼堅実 インベンション複勝・カペラスター複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐は守る層だ。
▼妙味 インベンション×カイジンビリーヴのワイド・カペラスター×カイジンビリーヴのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 三連複 インベンション・カペラスター・カイジンビリーヴ(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。