— 番頭の予想
本命はブライトビギニングで異論はない。直近2走連勝、前売り単勝2.3倍。数字に正直な馬だ。対抗はラゴディアイ。前走勝利、帳面でも2位、市場も2番人気——珍しく全部揃っている。この2頭は新聞屋が既に書いた話だ。複勝の軸に据えて、先へ進む。
まず3番人気の話をしよう。ドナソール、牝3歳、前売り7.3倍。人気は三番手に鎮座しているが、こちらの帳面は最下位の9位だ。近走5走を並べると[5、7、14、10、8]——3着以内が一度もない。二桁着順が続いている。若牝馬の底値人気というやつか、理由は分からんが、この人気では手を出せん。帳面には何も映っていない。
本編の主役はゴールドブリーダー、9番、牡4歳、前売り8番人気12.3倍だ。帳面では9頭中の1位に立つ。市場との落差は全馬最大になる。
近走着順は[4、1、1、7、4]だ。3走前と4走前に連勝した馬が8番人気に沈んでいる。間の7着で市場の記憶から消えた——そういうことだろう。だが帳面は4着に戻した前走も含めて全体を見る。3着内率は0.4、連勝実績のある馬がこのオッズなら、市場と違う角度が確かにある。
もう一頭だけ挙げる。エクメディノキセキ、1番、セン6歳、前売り9番人気14.7倍。帳面は5位、直近2走が連続3着だ。3着内率も0.4と数字は横並び。最も人気が落ちているが状態は上向きに見える。ゴールドブリーダーほどの落差ではないが、二頭目の穴として頭に置いておく価値はある。
▼堅実
ブライトビギニング複勝、ラゴディアイ複勝の2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味
ブライトビギニング×ゴールドブリーダー ワイド、ラゴディアイ×ゴールドブリーダー ワイド の2点。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢
ブライトビギニング—ラゴディアイ—ゴールドブリーダー 三連複1点。滅多に来ない、来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけ。乗るかは各自で決めろ。