— 番頭の予想
本題に入る。前売り一番人気ミカエル、2.4倍。近走に勝ち鞍と2着、3着内率0.6。素直に強い。本命に据えて終わりだ。
こちらが今日、帳面から拾った穴は二頭。複の上積みが一頭だ。
まずキャンティ(五番、前売り六番人気、12.4倍)。近走[1, 7, 2, 2, 4]、3着内率0.6。この数字、一番人気のミカエルと全く同じだ。勝ち鞍があり、2着が二回ある。7着が一度混じっているからか、世間の評価は六番人気止まり。3着内率が本命と同水準の馬を12倍で買えるなら、こちらには面白い話だ。
次にマスカットオマーン(六番、前売り七番人気、12.4倍)。近走[4, 3, 2, 4, 2]、3着内率0.6。勝ちはない。しかし着順を眺めると、2着が二回、3着が一回——大きく崩れる着順がほとんどない。接戦を繰り返しながら連に絡み続けている馬だ。派手な数字がないから人気がない。だがこういう馬こそ、3着内を冷静に評価すれば面白い。帳面の二番手だ。
もう一頭、アメリカンビッキー(九番、前売り八番人気、21.8倍)。近走[5, 4, 3, 5, 3]、3着内率0.4。3着が二回、掲示板を外さない。こちらの帳面では四番手に座る。大駆けより複絡みの上積みとして捉える。21倍は重いが、三連複の足を担う候補として頭の隅に置く。
なお、二番人気ホワイトラビット(4.5倍)は帳面の七番手、近走3着内率0.2だ。4.5倍の旗に飛びつくのはこちらの仕事ではない。
買い目を出す。
▼堅実 — ミカエル複勝・キャンティ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ミカエル×キャンティ ワイド・ミカエル×マスカットオマーン ワイド・ミカエル×アメリカンビッキー ワイド(3点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も出る。
▼夢 — ミカエル-キャンティ-マスカットオマーン 三連複(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の筋がそこにあることだけだ。乗るかは各自で決めろ。