— 番頭の予想
軸はラブミーヘンリーだ(5番)。直近5走で1着・2着の実績を刻み、3着内率は4割。こちらの帳面でも最上位の評価、市場3番人気でオッズ6.7倍。素直に強い馬だと認めよう。追いかけ甲斐がないくらい筋が通っている。
だが乗る前に一言言わせてくれ。1番人気シンデレラリバティ(12番)、前売り2.5倍だ。近走の着順を並べてみろ——11、9、9、9、15。直近5走で3着内ゼロ、二桁着順が四つ。こちらの帳面ではこのメンバー7番目の評価で、世間の人気と帳面の落差はこのレース一番大きい。なぜ断トツ人気なのかこちらには理解できない。「新聞に名前があった」「なんとなく強そう」——そういう理由で2.5倍に群がる人たちと、こちらは別の見方をする。
穴はオパールグリーンだ(11番)。市場5番人気14.1倍。帳面では4番目に見る。見るべきは近走の中身だ。3走前に2着、2走前にも2着と手堅く来ていた馬が、直近1走だけ8着と崩れた。たった1走の崩れで誰も見なくなる——競馬場の人間とはそういうものだ。3着内率4割はラブミーヘンリーと並ぶこのメンバー最上位。2着を繰り返していた馬の「直近の崩れ」が一時のつまずきか本当の衰退かは今日のレースが答えを出す。この見立てが正しいかどうかこちらも保証はしない。ただ帳面の筋は通っている。
対抗はセーブルラヴ(4番)と、帳面上位で直近3着のあるハルカビジン(3番)。両馬の市場人気は2番と4番、素直に頷ける評価だ。
▼堅実 — ラブミーヘンリー複勝・セーブルラヴ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ラブミーヘンリー×オパールグリーン ワイド・ラブミーヘンリー×ハルカビジン ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複 ラブミーヘンリー・セーブルラヴ・オパールグリーン(1点)。夢は百円で十分だ。来た時だけ大きい。宝くじと割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。