— 番頭の予想
穴はデアフルーグ(3番)だ。牡10歳、オッズ16.3倍、前売り6番人気。世間はもうこの馬の幕を下ろしている。10という数字が、見る前に手を止めさせる。
だが帳面を5走分広げてみろ。[2,1,3,5,5]。直近2走が5着、5着で見捨てたくなる気持ちはわかる。ところがその前の3走を並べると2着、1着、3着と走っていた馬だ。3着内率は0.6、7頭立てで決して恥じる数字じゃない。力が枯れたのか、それとも何かの弾みで崩れた2走だったのか——こちらは後者に筋を感じる。そして世間の評価(6番人気)とこちらの帳面での位置(3位)の落差は、この出走メンバー中で最も大きい。その落差こそが番頭の嗅ぎ場だ。
ラッキーホープ(6番)は素直に軸に置く。近走[1,4,1,2,1]で3着内率0.8、1.4倍は薄いが安定感は本物だ。この馬を否定するのは格好つけに過ぎる。こちらの帳面でも世間と同じく1位評価。認める。
ワンダーウーマン(7番)は4歳牝馬で市場2番人気、3.9倍。3着内率0.8と数字は揃っているが、こちらの帳面では4位評価で世間の方が高く買っている馬だ。2番人気の値段としては少し割高に映る。複勝の相手として抑えるにとどめる。
オンラインボス(4番)は[2,1,4,4]と近走に1着があり、世間もこちらも近い評価。買えるが旨味が薄い。
展開は読みやすい。1200m、7頭立て。ラッキーホープが流れを支配して押し切れば硬い決着。デアフルーグが届くとすれば、多少流れが速くなって差しが利く形だ。その前提で買い方を組む。
▼堅実 — ラッキーホープ(6)複勝、ワンダーウーマン(7)複勝。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。大きな期待は禁物。
▼妙味 — ラッキーホープ(6)×デアフルーグ(3)ワイド、ラッキーホープ(6)×オンラインボス(4)ワイド。月に一度獲れれば御の字。当たれば二桁倍も見えてくる。
▼夢 — 三連複3-6-7。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢の層は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。