— 番頭の予想
盛岡1600ダート、帳面を広げる。
本命はトリプルバレルで異論はない。直近4走が1、1、1、2。C1クラスでこれだけ勝ち続ければ素直に評価するしかない。新聞に書いてある通りだ。
問題はそこからだ。今日の読み応えは別にある。
五番ピュアマケナ、41.6倍の最低人気圏を見てくれ。直近2走が連続2着。その前には1着を挟み、さらに遡れば6着と3着がある。5走中4走が3着以内。唯一の圏外が6着止まりだ。力でちぎられた形跡がない。それでいて前売りでは11番人気、単勝40倍超をつけている。3着内率を数えれば0.8、上位人気と並べても引けを取らない数字だ。セ4歳、まだ伸びる年齢でもある。市場が何を嫌ったのかはこちらには分からない。ただ、帳面を閉じて首を傾げるしかない数字が並んでいる。これが「別の見方がある」と言える根拠だ。
六番ハチャトリアンにも触れておく。単勝9.2倍の5番人気。直近4走の着順が3、2、2、2——一度も3着内を外していない。その前の8着は別として横に置けば、実に安定した馬だ。こちらの帳面では3番目の評価。市場との差は小さいが、この安定感は裏付けとして十分だ。
2番人気ゴッドヴァレーは買えない。直近は1着だが、その前後を覗けば9、8、9が並ぶ。気まぐれな馬に4倍台の馬券は割に合わない。市場は直近の1着に引っ張られすぎている。
▼堅実 — トリプルバレル複勝、セイシークエンス複勝の2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — トリプルバレル×ピュアマケナのワイド、トリプルバレル×ハチャトリアンのワイド、計2点。月に一度獲れれば御の字。ピュアマケナが絡めば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複7-5-6を1点。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
言っておく。こちらは当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。帳面の裏に筋があると見ているだけだ。乗るかは各自で決めろ。