— 番頭の予想
本命はアラン(12番)。2番人気4.4倍。近走5戦[1,2,4,1,1]、3着内率0.8。帳面でも上位評価で、世間と同じ方向を向くのは不本意だが、この数字は無視できない。素直に強い。
穴の核心はマテンロウタイム(4番)だ。9番人気、単勝22倍。帳面ではこのメンバートップの評価、市場との落差は8番分——この12頭の中で最大だ。近走5戦を見ろ:[1,3,2,3,3]、3着内率100%。一度も3着を外していない。勝ち星もある。これだけの数字を積み重ねながら、なぜ9番人気か。
こういう馬が世間に無視される理由はいつも似ている。目立つ勝ち方をしていない、重賞歴がない、厩舎が地味、騎手の知名度が低い——どれかだ。新聞を開いた人間が飛びつく情報が何もない。だから票が集まらない。だが帳面の数字は馬の実態を映す。5戦連続3着内は偶然じゃない。
もう一頭、パイラタナー(5番)も添える。6番人気12倍。帳面では2位評価。近走5戦[2,1,2,3,1]、3着内率100%。マテンロウタイムと同じく、近走5戦ずっと3着を外していない。同オッズ12倍のパリッドキャリアより安定している。帳面はこちらを上に置く。
この3頭で買い目を組む。
▼堅実 — アラン複勝・パイラタナー複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — アラン×マテンロウタイムのワイド・パイラタナー×マテンロウタイムのワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複4-5-12(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。宝くじと割り切れ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、9番人気馬の帳面に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。