— 番頭の予想
前売り9番人気のその馬、正体はジャンマギアーナ(2番)だ。
近走5戦の着順を並べてみろ——1着、8着、2着、1着、8着。天と地が一走ごとに入れ替わる。世間はこの「8着」を見て手を引く。だがこちらの目には別の筋が映る。走れる時は確かに勝つ。走れない時は大きく崩れる。そのパターンに一定のリズムがある。5戦の3着内率を数えれば0.6——これは無視できる数字じゃない。前売り30倍の馬が、こちらの帳面では12頭中3番手だ。市場との落差は6ポジション。重馬場の820メートルで、これだけのズレがある馬を番頭は見逃せなかった。
ついでに言っておく。前売り2番人気5.2倍のマイドオオキニ(9番)には首を傾げる。5戦の3着内率は0.2——2番人気の格にない。近5走でわずか1回しか圏内に入れていない馬を、市場は2番手に据えている。こちらの帳面では7番手だ。市場の格付けを鵜呑みにするな。
買い目だ。
▼堅実 — ゴッドアマベル(6番)とベラドンナリリー(3番)の複勝2点。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。馬券の骨格として使え。
▼妙味 — ゴッドアマベル×ジャンマギアーナのワイド、ベラドンナリリー×ジャンマギアーナのワイドの2点。月に一度来れば御の字。当たれば二桁倍もある。ここが今日の本丸だ。
▼夢 — 三連複6-3-2(ゴッドアマベル-ベラドンナリリー-ジャンマギアーナ)1点。滅多に来ない。来た時だけ大きい。宝くじの楽しみと割り切れ。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家を信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。