— 番頭の予想
本命はマルクドクール(8番)。市場4番人気(7.0倍)だが、帳面の評価では全12頭中2位。近走5戦で3着内率0.6——このメンバーで最上位タイの安定感だ。直近で1着があり、ひとつ前も2着。波がある馬だが、軸として据えるだけの数字は持っている。
本題はフォギーレーン(10番)だ。前売りでは10番人気、18.4倍。だがこちらの帳面では全12頭でトップの評価。その落差がこのレース最大だ。
近走を数えてみろ。3着、5着、5着、3着、5着——5走して大崩れが一度もない。1着がないから誰も手を出さない。だが「勝てない馬」と「崩れない馬」は別物だ。毎走掲示板圏に顔を出しながら18倍で売れ残っている。こういう馬が忘れた頃に絡んでくる。勝ち切りではなく、馬券に絡む確かさという意味でこちらは高く見ている。
もう一頭。パルジファル(9番)、8番人気15.1倍。近走で1着が2回、3着内率0.6はマルクドクールと並んでメンバー最上位。帳面でも5位。8番人気にしてこの実績は割安だ。フォギーレーンが崩れないタイプなら、パルジファルは勝ちに来るタイプ。対照的な二頭を並べて持ちたい。
逆に、バウアピアーズ(4番、2番人気5.7倍)は引っかかる。近走が7、11、2、1、6と振れ幅が大きすぎる。世間が2番手に押し上げた信任と、こちらの見立ては大きくずれている。
▼堅実 — マルクドクール複勝、メイショウオハコ複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — マルクドクール×フォギーレーン ワイド、マルクドクール×パルジファル ワイド、メイショウオハコ×フォギーレーン ワイド(3点)。月に一度獲れれば御の字。絡めば二桁配当もある。
▼夢 — 三連複 マルクドクール×フォギーレーン×パルジファル(1点)。来る確率は低い。夢は百円で十分だ。積むな。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは、フォギーレーンの帳面には確かな筋がある——それだけだ。乗るかは各自で決めろ。