— 番頭の予想
先週の安田記念。ワールズエンドの逃げ読みは当たり2着に来たが、軸のステレンボッシュが沈んで全外れ。勝ったシックスペンスは8番人気、そこまで読み切れなかった。外しは外しだ。
今週の函館スプリントS、まず展開から。インビンシブルパパ(11番)の逃げ率は8割、平均先行位置1.2番手——ほぼ毎回先頭に立ってきた逃げ馬だ。この馬がリズムを作るかどうかが今日の鍵になる。
本命はレイピア(3番)。同距離上位入線率72%、同馬場73%——この条件で際立って走る馬だ。速指数のベストも上位、横山武のこの距離成績も高い。フォームも上昇中。3番人気と市場も認めており、番頭が掘り起こす必要はない。強い馬は強い。
2番人気のピューロマジック(7番)には一言言う。速指数のベストは今回最高の数字だが、上位入線率は20%しかなく、前走13着、フォームは下降。負けた時の着差は平均1.15馬身と荒い。時計は本物でも安定感がない。世間がこの馬の名前に乗るのは自由だ。
こちらが今週掘ったのはモズナナスター(1番)だ。前売り13番人気、オッズ496倍。この13頭でこちらの物差しと市場評価のズレが最大の馬だ。複勝率60%、負けた時の着差は平均0.1馬身——際どく負け続けて誰も見なくなった馬だ。後半3ハロンの平均33.3秒台、過去に人気を上回る着順を出してきた回数も多く、フォームも上昇傾向にある。唯一引っかかるのは厩舎の同距離実績が0%という数字。だから確実とは言えない。だが13番人気の裏にこれだけの筋が詰まっていることは確かだ。
対抗にはルシード(12番)も添える。前走1着、複勝率80%、同距離上位入線率67%、速指数ベスト上位。前売り9番人気でこの数字はおかしい。
▼堅実 — レイピア複勝・ルシード複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — レイピア×モズナナスターのワイド・レイピア×ルシードのワイド・ルシード×モズナナスターのワイド(3点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複 1-3-12(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。