— 番頭の予想
前週の答え合わせを先に出す。本命⑩アドマイヤテラ、対抗⑦ショウヘイ、穴⑥ローシャムパーク——三頭そろって着外だ。1着⑮シェイクユアハート、2着⑧サクラファレル、3着⑭レディネス。⑧サクラファレルは「展開のキー」と語りながら買い目に入れ損ねた。言い訳はしない。全滅だ。
本命格から語る。③フクノブルーレイク(前売り2番人気)と⑩スピードリッチ(3番人気)は数字が整っている。③は同距離3着内率54%、持ち時計もメンバー上位。⑩は同距離3着内率73%でこの14頭トップ、近走フォームも上昇中だ。新聞通りの強さをこちらが語り直す必要はない。
だが1番人気⑦キャントウェイトには待ったをかける。帳面では6番手に置いてある。負けた時の着差を数えると平均1.6馬身——クビやハナで際どく負け続けてきた馬ではない。踏ん張りが利かない場面で着差が開くタイプだ。世間の評価と帳面の落差に目を向けてほしい。
穴として推すのが⑫ウイントレメンデス(前売り5番人気7.4倍)だ。帳面ではこの14頭トップに置いた。数字を束ねて聞いてくれ。芝2000mの3着内率68.8%、良馬場限定で73.3%——どちらもこのメンバーで最上位だ。負けた時の平均着差は0.3馬身、際どく負け続けてきた馬だ。帳面と前売り5番人気の間に4段階の開きがある。直近の走りに陰りがあるのは正直に言う——だがこの距離・馬場の地力はそれを飲んで余る。
もう一頭、⑬ディーガレジェンド(7番人気15.5倍)だ。過去のレースを見ると、先頭付近で運ぶことが多い逃げ寄りの馬だ。このメンバーで最も前を取れる馬の一頭でありながら7番人気に甘んじている。同距離3着内率52.6%、負けても0.3馬身の際どさ、レーン騎手の2000m成績は51%超——材料が揃って7番人気は安い。
展開を読む。⑬が先手を取ってペースを握る。⑫は後方から構える。前が動けば動くほど後方の差しが届きやすくなる。
▼堅実 — ③複勝・⑫複勝(2点)。そこそこ当たるが配当は薄い。懐を守る層だ。
▼妙味 — ⑫×⑬ワイド・③×⑬ワイド(2点)。月に一度獲れれば御の字、当たれば二桁倍もある。
▼夢 — 三連複③⑫⑬(1点)。滅多に来ない。来た時だけ大きい。夢は百円で十分だ。
当たるとは請け合わない。儲かると言う予想家は信用するな。こちらが言えるのは帳面の裏に筋があることだけだ。乗るかは各自で決めろ。